パソコンとプリンタが普及してから、ゴム印を使う機会がめっきり減ってしまいました。
バブルの頃には年度替わりの時期にもなりますと飛ぶように売れていたゴム印ですが、気付けはいつでもゴム印を作れる環境に居ながら私のデスクにはゴム印が2つしかないという状況を顧みますれば、事務用品としての需要が激減するのも致し方なしというところでしょうか。
最新のスタンプ台は凄いぞ!
もしあなたが、十年も前のスタンプ台を使い続けているとしたならば、最新のスタンプ台にリプレイスすることで、時間というコストを削減できるかも知れません。
まずはこの動画をご覧ください。
カメラが回っているので、普段よりも若干丁寧に押してしまいましたが、軽い力でスタンプ台をトントンとして捺印すればゴム印に均一にインクが付いてクッキリ濃い印影が残ります。
しかもビックリするほど乾燥が早い。
そのくせ、蓋を開けっぱなしにしておいても盤面がほとんど乾かない。
なんとスーパーなのでしょう、このスタンプ台は。
「手元にあるスタンプ台はまだ使えるから、買い替えるのはもったいないなぁ~」というお気持ちはとっても良く分かりますが、時間というコストを無駄にすることもまた、もったいない話だと思う訳です。
まさか押した後にティッシュを乗せてギュ~ってやってませんよね?
あ~時間がもったいない。あ~ティッシュももったいない。
あと何回ギュ~ってやるおつもりなのでしょう?
ポチれば幸せが → シャチハタ スタンプ台
(あ、気を悪くしないでくださいね。冗談ですよ、半分は。)
色濃くクッキリ押せる2つの秘密
なぜこんなに早く乾くのかという理由については知りません(すみません)。
今日は、なぜこんなにキレイに押せるのかという点について、サルでも分かるようにご説明いたします。
顔料の粒子が小さくて均一である
まず一つ目の理由は、インクの中に含まれる顔料が小さくて尚且つ均一に整えられているからです。
新インクと旧インクを較べてみましょう!
紙に押し付けます。
ゴム印を紙から離すと…。
顔料の粒子の大きさが不揃いだと、均一に押せない理由がお分かりでしょうか?
ムラなく均一に押すためには、顔料の粒子が細かくて均一である必要があります。
シャチハタスタンプ台のインクは、ナノテクノロジーによって顔料の粒子の大きさが高度にコントロールされているのです。
盤面の表布がハイテク
スタンプ台の盤面に張られた表布もまた、とても大切な役割を果たします。
どんなに良いインクを開発しても、そのインクをゴム印に均一に塗付できなければ、きれいな印影は得られません。
では早速比較してみましょう。
白い丸は、スタンプ台の表面の布を表しています。青いのがインクです。
新しいスタンプ台には、マイクロファイバーという極細の糸で編まれた特殊な布が使われています。
ゴム印をスタンプ台にトントンとして持ち上げます。
分かりますでしょうか? この違い。
均一でムラなくインクを塗布するには、きめの細かい表布が重要なのです。
ちなみにこのスタンプ台に採用されている表布で洋服を作ると、とんでもない金額の洋服になるそうです。技術担当の方がなぜか嬉しそうにそう語っておりました。
まとめ
シャチハタスタンプ台は、粒子の大きさを細かく均一にコントロールしたインクと、マイクロファイバーを採用した盤面表布を採用することによって、均一でクッキリと濃く捺印できるスタンプ台を実現しています。
他にもいろいろな工夫がされていますが、まあこれぐらい知っておけばそこらの文具屋さんやハンコ屋さん(失礼)よりも詳しくなっているのは間違いないので十分でしょう。
あ、このスタンプ台はこちらで購入できます。
今日の授業はこれにて終了。
ではまた明日。