「シャチハタ」と言えば、多くの方がネーム印をイメージすると思いますが、それはシャチハタではなく「Xスタンパー」という正式名称があります。
じゃあ「シャチハタ」って何なのよとなるわけですが、実はそのネーム印を製造している会社名が「シヤチハタ株式会社」といいます。
日常的にネーム印全般(100円均一のネームを含めて)のことを「シャチハタ」と呼ぶことが多いと思いますが、それは大きな間違いであります。個人的には、せめてシャチハタ製のネーム印だけをシャチハタと呼んで欲しいなぁと思うのですが、こんなことを言ってウザがられたくはないので、流すようにして暮らしております。
「シャチハタ」の由来とは?
さて、本題の「シャチハタ」という言葉の由来についてご紹介いたします。
漢字2文字で表記することが出来るのですが、スタンプ台にその痕跡を見ることができます。分かりますでしょうか?
シャチハタ株式会社は、以前は舟橋商会という屋号でした。
その時の主力商品はスタンプ台。空気中の水分を取り込む特性を持たせたスタンプ台で、フタを開けたままにしておいても盤面が乾かないため、大ヒットしたそうです。
発売当初、日の丸の旗をトレードマークとしていたのですが、国旗を商品のマークにするとは何ごとだという声があり、名古屋のシンボルである鯱(シャチ)の籏に変更したそうです。
それからは、「シャチハタ印のスタンプ台」と呼ばれるようになり、後に「シャチハタ」を新しい会社名として採用したそうです。
つまり、「鯱籏」が「シャチハタ」の由来なんですね。
ちなみに、発音するときは「シャチハタ」ですが、会社名の表記は「シヤチハタ」とすべて大文字で書くそうです。キヤノンと同じく、デザイン上の理由でしょうかね。